「ヨーロッパに行きたいけど、航空券だけで20万円くらいかかりそう」

「LCCが安いのは知ってるけど、結局オプション料金で高くなるんじゃないの?」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容
  • 実際に予約した10便の金額を全部公開
  • ヨーロッパの航空券を安くする4つの方法
  • 安く買っても損をする落とし穴

僕たち夫婦は、85日かけてヨーロッパ23カ国をまわります。

そのために航空券を10件予約しました。総額は2人で311,040円です。

うち欧州内の7便は、2人で77,505円。1人あたり平均5,536円でした。

東京から大阪の新幹線より安いです。

3分で読めるので、ヨーロッパ旅行を計画している方はどうぞ。

結論:ヨーロッパの航空券を安くする方法は4つ

ヨーロッパの航空券を安くする方法は4つ

先に結論から書きます。

  1. 日本発着と欧州内を分けて買う
  2. ポイントサイトを経由する
  3. 第2・第3空港を使う
  4. 手荷物代を込みで比べる

マイルもビジネスクラスの特典も使っていません。誰でもできる方法だけです。

実際に予約した10便の金額を公開します

まず数字を出します。すべて2人分の実額です。

区間 航空会社 2人合計 1人
成田 → 仁川 ティーウェイ航空 37,461円 18,730円
仁川 → 上海 → ロンドン 中国東方航空 71,918円 35,959円
ロンドン・サウスエンド → パリ easyJet 13,796円 6,898円
パリ・オルリー → バルセロナ Transavia 15,742円 7,871円
バルセロナ → ポルト Vueling 6,493円 3,246円
ポルト → ミラノ Wizz Air 5,197円 2,598円
カイセリ → イスタンブール Pegasus 13,146円 6,573円
クラクフ → オスロ Norwegian 4,363円 2,181円
オスロ → キルケネス Norwegian 18,768円 9,384円
ブリュッセル → 上海 → 成田 吉祥航空 124,156円 62,078円
合計 311,040円 155,520円

日本発着の3便で、総額の75%を使っている

内訳を分けると、はっきりします。

  • 日本発着の国際線3便:233,535円(2人)
  • 欧州内の7便:77,505円(2人)

日本を出入りする3便だけで、航空券代の75%です。

つまり削りどころは日本発着便で、欧州内はもともと安いということです。

「ヨーロッパ周遊は移動費がかさむ」と思われがちですが、現地の移動は思ったほどかかりません。

一番安かったのはポルト → ミラノの1人2,598円

Wizz Airで、2人で5,197円でした。ポルトガルからイタリアまで、国を2つまたいで飛んでこの値段です。

一番高かったのは帰りのブリュッセル → 成田で1人62,078円。

同じ「飛行機に乗る」という行為で、24倍の差があります。

この差が生まれる理由は距離ではありません。競合がいるかどうかです。

欧州内は格安航空会社が何社も同じ路線を飛ばしているので、値段が下がります。

① 日本発着と欧州内を分けて買う

日本発着と欧州内を分けて買う

これが一番効きます。

日本の旅行会社でヨーロッパ行きを探すと、「日本 → 目的地」の通し券が出てきます。

でも周遊するなら、入る空港と出る空港が違います。

僕たちの場合はこうしました。

  • 入り:ロンドン(仁川・上海経由)
  • 出:ブリュッセル
  • 欧州内は7便を別々に予約

通し券で組もうとすると、この形は作れません。作れても高くなります。

経由地を自分で選ぶ

日本からヨーロッパへの直行便は高いです。経由便にすると下がります。

僕たちは ソウル(仁川)と上海 を経由しました。

仁川 → 上海 → ロンドンで1人35,959円です。

経由のデメリットは時間がかかることですが、上海で8時間の乗り継ぎになったので、24時間営業のラウンジで仮眠する予定にしています。

ホテル代がかからないぶん、実質さらに安くなります。

欧州内は「都市から都市」で検索する

欧州内の移動は、国をまたぐという感覚を捨てたほうがいいです。

バルセロナ → ポルトが1人3,246円、ポルト → ミラノが1人2,598円。

日本国内の移動と同じ値段で国境を越えられます。

② ポイントサイトを経由する

これが一番見落とされています。

予約サイトに直接アクセスせず、ポイントサイトを経由してから予約します。

同じ予約、同じ値段なのに、数%が後から戻ってきます。

僕はモッピーを使いました。Skyscanner も Booking.com も、経由するだけで還元されます。

  • 予約内容は変わらない
  • 値段も変わらない
  • 入口を変えるだけ

やることは「モッピーで予約サイトを検索して、そこから飛ぶ」だけです。

10便の航空券と35泊の宿を、全部これで予約しました。

ただし経由を忘れると1円も戻りません。 ブックマークから直接飛ぶ癖がある人は注意です。

仕組みと、実際にいくら戻る計算になったかは別の記事にまとめました。

https://aikatatabi.com/moppy-travel/

③ 第2・第3空港を使う

第2・第3空港を使う

ロンドンからパリへ移動するとき、普通に考えればユーロスターです。

でも1人22,000円します。

調べたらこうなりました。

手段 1人あたり
ユーロスター 22,000円
サウスエンド空港 → パリCDG(easyJet) 6,898円(34.49ポンド)

2人で約3万円の差です。

サウスエンド空港はロンドン中心部から電車で1時間弱。

その1時間で3万円が浮くなら、乗ります。

浮いたぶんでディズニーランド・パリのチケットを買いました。

節約は我慢することじゃないな、と思った場面です。

都市名で検索すると、メインの空港しか出てこない

ロンドンにはヒースロー以外に、ガトウィック・スタンステッド・ルートン・サウスエンドがあります。

パリにもシャルル・ド・ゴール以外にオルリーとボーヴェがあります。

「その都市の第2空港」を調べるだけで、選択肢が増えます。

僕たちが使った空港も、サウスエンド・オルリー・カイセリ・イスタンブールSAWと、第2空港ばかりです。

ただし空港と市内の移動費を足して判断する

第2空港は遠いです。ここを忘れると逆に高くなります。

パリのオルリー空港から出る便は朝6時台で、地下鉄の始発では間に合いませんでした。

調べたらパリ市内からオルリーまでのタクシーは定額45ユーロ(約8,000円)。これを足して計算し直しています。

「航空券が安い空港」ではなく「家から座席までの合計」で比べてください。

④ 手荷物代を込みで比べる

手荷物代を込みで比べる

ここが本題です。

航空券を安く買っても、空港で荷物代を取られたら意味がありません。

14便ぶんの手荷物規定を全部調べました。結果はこうです。

無料の預け荷物が付いてくる便は、14便中1便だけでした。

しかもサイズが各社で違います。いちばん厳しいのが 40×30×20cm。

これに合わせてリュックを買い直しました。

予約した航空会社の手荷物規定を並べてみた

調べた内容をそのまま置きます。

同じ「機内持ち込み」なのに、会社ごとにまったく違います。

航空会社 無料の機内持ち込み 無料の預け荷物
ティーウェイ航空 10kg あり
中国東方航空 8kg あり
吉祥航空 7kg あり
easyJet 小型1個(座席下) なし
Transavia 10kg なし
Vueling 10kg なし
Wizz Air 小型1個(40×30×20cm) なし
Pegasus 8kg なし
Norwegian 10kg なし

日本発着の3便には預け荷物が付いていました。

欧州内のLCC7便には、1便も付いていません。

いちばん厳しいのは40×30×20cm

Wizz Airの無料枠がこれです。

一般的な機内持ち込みサイズは55×40×20cmなので、それより一段小さい。

座席の下に入るサイズしか無料で持ち込めません。

この1社に合わせてリュックを買い直しました。

9社ぶんの規定を全部満たそうとすると、結局いちばん厳しい会社が基準になります。

荷物代のほうが航空券より高いことがある

規定を超えると、空港で1人40ユーロ前後(約7,000円)を取られます。

ポルト → ミラノの航空券は1人2,598円です。

荷物代のほうが高くつきます。

しかも空港のカウンターで払うと、事前にネットで追加するより高いのが普通です。

預ける前提なら、予約の時点で足しておくほうが安いです。

「航空券が安い」は「移動が安い」とは違います。

必ず荷物込みで計算してください。

オンラインチェックインを忘れると空港で取られる

オンラインチェックインを忘れると空港で取られる

これも各社でバラバラでした。

LCCは、オンラインチェックインをしないと空港で手数料を取られる会社があります。

Wizz Airがそれです。無料の期間が決まっていて、過ぎると有料になります。

予約したときに分かった開始時期を置いておきます。

航空会社 オンラインチェックイン開始
easyJet 出発30日前から
Wizz Air 出発30日前から(過ぎると有料)
Vueling 出発7日前から
Transavia 出発30日前から
Pegasus 出発24時間前から
Norwegian 出発24時間前から

予約サイト経由だと、案内メールが来ないことがあります。

僕は10便を3つのサイトで予約したので、案内がどこに来るのか分かりません。

だから全便の期限をカレンダーに入れました。

予約サイト経由だと航空会社の会員ページに出てこない

Kiwi.comやFlight Networkで予約すると、航空会社のマイページにその予約が出てこないことがあります。

予約番号が代理店のものになるためです。

この場合は、航空会社のサイトで「予約番号+姓」を入力して手動で呼び出します。

ここでつまずくと、オンラインチェックインができません。

安く買うほど、こういう手間は増えます。そこは割り切るところかなと思っています。

予約サイトは3つ使い分けた

1つのサイトだけ見ていると、その値段が最安だと思い込みます。実際は動きます。

サイト 使い方
Skyscanner 全体を見て相場を知る。月単位の最安表示が便利
Kiwi.com 航空会社をまたぐ変わった組み合わせが出てくる
Flight Network 日本発着で安いことがある

最初に出てきた値段を信じないこと。 同じ日の同じ区間でも、入口を変えると数千円動きます。

Kiwi.comを使うときの注意

Kiwi.comは安い代わりに、航空会社どうしが提携していない乗り継ぎを組んできます。

前の便が遅れても、次の便は待ってくれません。

Kiwi.com独自の保証はありますが、航空会社の保証ではないので、乗り継ぎ時間が短い組み合わせは避けたほうがいいかなと思います。

僕は2便をKiwi.comで取りましたが、どちらも乗り継ぎなしの単純な区間だけにしました。

まとめ

ヨーロッパの航空券を安く取る方法のまとめ
  • 日本発着の3便で航空券代の75%。削るならここ
  • 欧州内は1人平均5,536円。最安はポルト → ミラノの2,598円
  • 日本発着と欧州内は分けて買う。通し券では周遊の形が作れない
  • ポイントサイトを経由する。入口を変えるだけで数%戻る
  • 第2空港を調べる(ロンドン → パリで3万円差)。ただし空港までの交通費を足して判断する
  • 手荷物代込みで比べる。欧州内のLCC7便には預け荷物が1便も付いていなかった
  • いちばん厳しい規定に合わせる(Wizz Airの40×30×20cm)
  • オンラインチェックインの期限をカレンダーに入れる。 過ぎると有料になる会社がある

ヨーロッパ周遊の費用は、航空券だけではありません。

宿35泊・食費・現地の移動を含めた85日23カ国の全支出は、別の記事でまとめています。